福袋の多くが非公開ではあるが、中身に宝飾品(宝石など)・電気製品などが含まれる高額なものや衣料品の場合、購入前に中身の確認が許される、袋の素材が透明で中身が見える、あらかじめ内容が公表されている、指定された商品群からの選択性になっている、などといった方法が執られることがある。特に、貴金属のような高価な品物は、客寄せのためにショーケースに展示して販売される。
手さげ袋に納まらない大きさの商品(小さくない家電品など)や、自転車・自動車・住宅・旅行などといったそもそも袋に納める種類のものでない物件やサービスが、福袋の名で販売される場合には、手さげ袋に目録を入れるという形式が執られる(これらは実質、「福袋」と言うより「初売り商品」ではある)。
福袋が日本で最も早く販売されるのは千葉県浦安市にあるイクスピアリであり、1月1日(元日)の午前0時から販売される。ただし、インターネット上の通信販売サイト等では、1月1日に購入者に商品を配達するため、その数日前に販売を開始する例もある。
なお、近年は一部の家電量販店において、「お年玉袋」等の名称で、実質的に福袋と同内容の商品を大晦日から販売を開始する例も見られる。
また、景品表示法では、販売価格が5,000円未満の場合20倍まで、5,000円以上は10万円までと定められている。